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市場のあんちゃんたちとの麻雀

 どんな出来事でも、時間が経てば

不思議としあわせな思い出に変わる。

嫌なことや、辛いことのほうが、

温かい自分の歴史になっている、ということに

驚きを禁じ得ない。

:::::::::::::: 

20数年前

固定セット

自分はそれに飽きていた。 

地元での仲間内の麻雀は、

だいたいメインの10人くらいに

入れ替わりメンツが10人くらい。

いつもだいたい同じ相手がループするイメージになる。

マリオで、同じとこループ。

ドラクエでダンジョンループ。

そういうのとおなじ感覚。

簡単に言うとマンネリなのだ。

そういうマンネリな状況が嫌で、

私はどんな相手でも、麻雀の誘いをかけていた。

私の母の経営していた洋装店は、

大きな市場のほとりにあった。

正確には1階が、喫茶店。

2階部分が洋装店。

そして、2階部分には全自動卓が置いてあった。 

幼いころから気になっていたその雀卓。

市場での仕事が終わった「あんちゃん」たちは

1階の喫茶店で一息つくと、2階にあがってきて

その卓を使って麻雀を打っている。

いつも、というわけではないけれど

間違いなく土曜日は麻雀を打っている、ということを私は知っていた。

レートは200円とか、安くても100円。 

役満祝儀あり。 

ごつくて、こわもてなあんちゃん。

こういう雰囲気の人たちは、どういう麻雀を打つのだろう?

気になって気になって仕方なくて、

ある時、仲間に入れてもらうことにした。

率直に、一緒に打ちたい、とお願いをしたのだ。 

「おまえ、カネかかっちょんぞ?

負けたら払えるんか?」

「役はわかるんか?カン先やぞ?」

「点数計算はできるんか? 」

あんちゃんの全ての問いにうなずく。

「カネは持っとるんか?」

私は、2万円持っていることと、

それ以上負けたなら、明日持ってくる、と答える。 

じゃあ、手持ちのお金がなくなったなら、

ドボン、ということで。

というハナシで対局がはじまった。

SF映画にでてくる意味深な装置の ようだ、

と幼いころから感じていた、あの赤いボタンを押して

すべての牌が、卓の中に吸い込まれる。

「じゃあ点5な。」

その言葉とともに対局が始まる。 

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