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読みの精度

 


「実際、強かったよな。?」


問いかけると


「そんなことねえよ!」と


Hは、少し上気した様子で、続ける。 


「ただ、あの頃はね。


読み乗っかれてたんだよね。


自分の読みにね。」


「あと、オーラスかな。


よくさあ、おりてりゃトップなのに


なんでおりないの?なんて、いうやついたじゃん?


あれ、違うからね。


そりや長い目で見れば、まくられることはあるかもしれない、


けれど、トータルだと、トップ目は攻撃あるのみだよ。」


頷く私に


「あとさ。金賭けると、人間がわかるんだよ。


心の強さが出る。


だから、金賭けたほうがおもしれーんだよな。」


と、こぼし、くいっとグラスをあおった。


確かに、Hの場の状況判断はずば抜けていた。


瞬間的な判断能力が高いのだ。


また、合わせてオーラスへの組み立ても長けている。


あと、お金への執着がないことも、彼の強みだ、と思うのだ。


30年近く時を渡って、瞼を閉じると、


私とHと仲間たちが、卓を囲んでいる。


一打一打に目を白黒させている私と、


そこも含めて読みを入れているH.


その様子は今思えば、滑稽だっただろうな、と


ふとほほえましく感じる。


ただ、あの時の私は、30年前の私は


Hは「度胸があるから勝てている」のだ、と思っていた。


「度胸があるからツイテイルのだ」と。


そんなわけあるまい。


もう少し、Hの成績の理由を真剣に考えていたならば


私の麻雀も変わっていたかもしれない。


Hはどんなに勝っても嫌われることはなかった。


麻雀に花があったからである。


印象深い。


Hも忘れているHの和了を、今でも私はいくつもいくつも覚えている。


また、人柄も温かかった。


だから、私も、Hを通して


Hの麻雀を通して、たくさんの友人と出会えた。


どういう内容の麻雀を打ったか?


で、その人の価値は決まる。


現在の私は、年の離れた友人たちにとって、


意味のある麻雀を打てているだろうか?


そう自問自答してみずにはいられないのだ。


 


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