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国士無双のあと

 

九①⑨115東南南西北発中 

⑤⑧のスジをおろして、あとは5ソウ。

その巡目にドラの北を切っていた親番が、ほんの少し考えて

手の内から二ワンを切った。 

ドラの北を切った後、それほど手牌が進行している様子もない。

ということは、親番なので先にドラに北を切った。

ドラの北を切るに足る状況だった。

ターツが足りていた。

ということだろう。

手の内から二ワンで、まだリーチの来ない、ということは

テンパイはしているけれど、愚形、とかそういうことかもしれない。

白を引く

九①⑨115東南南西北白発中

ちょっと、考える。

これで、1ソウ→5ソウ、と切るとバレバレ。

国士バレバレ。

もともとばれている可能性は高いけれど、

国士だけど国士じゃない、と思わせるとしたら、

ここしかない、と思った。

先に1ソウを切る。そして、手出しの5ソウ。

こうすれば、国士なのになんで、1ソウより5ソウが後なの?

国士じゃないのかな?失敗続きのチートイかな?とおもわせることができるかも。

親番に5ソウは通る。トイメンはリャンシャンテン。

下家は、おそらくまだテンパイは遠いだろう。

下家のひとの癖である、イーシャンテンになったときの

「ツモ牌に力を入れる」という様子も見られない。

で、1ソウを切ったあと、下家さんが、ノータイムでリーチに来た。

え?全然そんな様子はなかったのに。

で、9ソウを引いてわたくしテンパイ。

九①⑨159東南南西北白発中

5ソウは下家に危険。

状況を整理しよう。

和了牌である一ワンはたくさんある。

問題はこの一ワンをみなさんに切ってもらえるかどうか?だ。

親番は、東場ということもあり、むかってくるだろう。

トイメンはきっと受けるだろう。

場にドラは3枚とんでいるし、三色目もない、

どこに振り込んでもそれほど致命傷とはならない。

5ソウを切る。セーフ!

リーチもありなのだれど、決めあぐねていた。

リーチを打たないと、1ソウと5ソウを逆に切った意味が薄い。

国士でリーチはないだろう。

1ソウより5ソウが大事、だから、国士はない。と

ほんの少しでも思ってもらいたかった訳だから。

次巡、四ワンをツモ切りリーチ。 

一ワンをひっかける為の四ワン切りリーチなんてないよね。

とおもってもらえれば。

九①⑨19東南南西北白発中

 和了できたけれど、この半チャンは後にも先にも

この和了だけだった。

国士無双が未来に繋がらない・・。

なんとなくそう感じた一幕でした。

そんなオカルトはありえないのだけれど

そのあともまったく普通に打って、テンパイできない

仕掛けることもできない。

一発大きい花火を打ち上げただけ、みたいになってしまいました。

点棒を持っているから、というよりは、

なにもさせてもらえない牌姿。

国士無双の点棒があるから、見えない手役を追う必要もない。

だから、自分にできることを、手牌の成長のたねを

みつけることができなかったのかな、と思う。 

 

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重ならない13枚

 

:::::::::::::::::::::::: 

六九①⑤⑧⑨13東南南西北 にツモ3ソウ。

ここで、から切りの3ソウを打つ。

3ソウを持っていてば、3ソウアンコウになっていたのだけれど、

もしそうなっていたとして、ではトイトイが可能かというと、

九①⑤⑧⑨1333東南南西北

・・・・・そうでもない。

それよりも、他家に

「を、いきなりトイツを外してきてる」

とおもってもらうことのほうが大事。

まあ、もっとも、無視されちゃったなら、それまでなのだけれど。 

で、次巡に1ソウを持ってくる。

・・・・・・・・・・これは、あれだな、1ソウと南を仕掛けて

他家をけん制しなさい、ってことだな。

ということは、打3ソウ。

捨て牌に手出しの3ソウが3枚並ぶこととなる。

正確には2巡目の3ソウはカラきりだけれど。

六九①⑤⑧⑨11東南南西北 

4巡目、親番がドラの北を切る。

!、親、もうそんなシャンテン数なの?

これはもう間に合わないや。

南とか1ソウとかを仕掛けると、受ける牌

親リーチに対して安全そうな牌を抱えることができなくなる。

ああ、この手を仕掛けることができないなら、

形式テンパイをとってテンパイ料をもらうことも厳しい。

なら、せめてチートイの芽だけは残しておくべきだったのか?

そう考えていた4巡目に中をツモる。

六九①⑤⑧⑨11東南南西北中

! これ、例のヤツの3シャンテンだ。

親には、六も⑤も⑧もきついから、

これが万が一間に合って、

万が一国士テンパイが入ったのであれば、のハナシ。

親がドラの北を切ったことで、場の状況は

私が予定していたものと大きくことなってきた。

けれど、その場で考えられうる最善手を重ねてゆくより他はない。

場にはドラに北がまた切られる。

私の選択肢の中にあった、チャンタや、ホンイツ狙い、

の他家への効果は、このドラが枯れることでほとんど意味をなさない。

国士無双以外の道を閉ざされた形である。

親のシャンテン数が気になる。

もし、ドラの北を早々に離して、

ドラを放したあとしばらく模打を重ねてからのリーチであれば

ドラを切れるほどの、手恰好が整っており、高得点を組まれている可能性が高い。

次巡のツモは六ワン。ツモ切る。

次巡のツモは発。手出し⑤ピン。

自分の河には333六六⑤が並ぶ。 

南をどのように使うか? 

配牌時にはそれを考えていたけれど 

どうやら、ただの雀頭になりそうだ。

そして、配牌時には最下位だった選択肢である

国士無双狙いを主軸に組むこととなるとは。 

ほんのちょっぴりの可能性で、国士? 

とか思っていたのに。

国士無双が必要ではない状況で

国士無双を狙うしかない手牌。

場の状況に対して、受けながら和了できる、という

この奇異な手役に身を委ねる形となった。

九①⑧⑨11東南南西北発中 

あと、2枚。

下家の打牌は変わらず下家は、まだ来ない。

西家も遠い感じ。 

 親に⑧は危ない。リーチを打たれたなら、おろしにくい牌だ。

はやくこの⑧を切ってしまいたいなあ。

親は今にもリーチに来そうだし。

次巡5ソウ。

打⑧

5ソウのほうが、⑤より安全だろ。

親には通りそう。

九①⑨115東南南西北発中 

ホントウにバラバラだわ。

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ターミネーター

ターミネーターをはじめて映画で観たときのこと。

その言葉の意味も考えることもなく アクションを楽しむ。

中学生の自分に父親が訊ねる。

「おまえ、ターミネーターの意味知っとるんか?」

スマホどころか、パソコンもない時代。

「調べろ」 

首をふるふるする私に、辞書が飛んでくる。

「終わらせるもの?」

幼かったこともあり、背筋がぞっとした。 

 終焉をイメージする終着駅。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

私にとって、国士無双が、まさにそのイメージだ。

ピンフの形も、トイトイの形も残らず

ただ、雀頭だけの14枚。 

 その和了の次局に、果たして何がある、というのか?

なんだか、アタマだけ残ったされこうべのような

そんなザワザワするイメージが国士無双にはある。

国士無双好きな人、ごめんなさい。勝手な感覚です。 

以下、続きです。 

 ばさねえ.jpg

 DSC_0663.jpg

六九①⑤⑧⑨133東南南西北

尖牌の3ソウと南がトイツ。

この形から何を感じるか?

とにもかくにも、南のトイツにエネルギーを感じる。

南をどのように使うか? 

①オタ風雀頭で、ピンプかな? 

②南の仲間の風牌を集めて四喜役?

③南を仕掛けてトイトイ?

④南をつかってのチャンタ?

⑤南を使ってのホンイツ?

⑥南を使ってのチートイ?

⑦ほんのちょっぴりの可能性で、国士? 

とりあえず、これだけの選択肢がある。

これらの選択肢を一番損なわない打牌。

六ワンさんだろうか? 

だけど、五を引けば両面に変化するし、

ちょっとやりすぎだし、六ワンなんて切ったなら

めだってしょうがないし・・・

じゃ、九ワン?

いや、これも重なったとき嬉しいし・・・

⑤?めだつし、ホンイツ消えるし。

だいたいこの手牌は正直言って、和了は難しいですよね?

まず、振り込まずにいかに、失点を少なくするか?

これを考えるなら、オタ風を仕掛けて強い河を残し

他家をけん制しながら、形式テンパイを取り、テンパイ料を・・・ 

ならば、形式テンパイ狙いも考えて打九かな?

六?九?

手役がたくさんみえるってことは、

それだけ和了が困難だってこと。

どれか、切り捨てていかないと打牌なんて

何時間たっても決めることなんかできないもん。

チートイ・・見切るか・・

打3ソウ?チートイと同時に12233とか、

シュンツ系の強い形も一気に放棄してしまうことになるけれど・・・

だけど、3ソウを切れば、他家に対して

ソーズのホンイツ以外の 全ての手牌の嫌な形を、ちょっと思わせることができる。

それに・・ちょっとでも間に合いそうになければ、

南のオタ風は仕掛けてけん制に使う。

そうしたときに、捨て牌は強いほうがよい。

3ソウのトイツでも外そうものなら、

「え?3ソウのトイツをいきなり外すようなそんな配牌なの?」

と、他家が思ってくれるかもしれないですし、おすし。 

 打3ソウ。切った瞬間に、悪寒がしたわ。 

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国士無双が嫌いな理由

国士無双、なんてかっこいいんだろう。

そう思っていた時期もずいぶんとあった。

バラバラで、はじっこな不要牌が

力を合わせて、最強の役になる、というその

ストーリーになんとなくロマンを感じた。

それが、いつからか、 嫌になった。

国士なのだから、危険な中張牌は全部切っちゃうぜ! 

とか

国士だから、勝負なんだぜ!

とか、

点棒がないから、国士なんだぜ!

みたいな、 

そういう「国士だから」の打牌に対して

なんとなく、「それは横着じゃないか?」

と思うようになってきていた。

国士無双は一本道。

それを安易に目指すことで、

手牌のあらゆる可能性を殺してしまうかも、知れない。

本来なら、複雑で心に刻まれるはずだった対局を

平坦なものに変えてしまうかも知れない。

そんな風に考え出してから、国士無双は無責任な役、

となる可能性がある、と感じるようになった。

国士だから、で責任は取れないし、

国士を理由に無責任な牌を切ることは、容認できないし、

そういう安易な選択肢を持つことで、

他のあらゆる可能性に気づくことができなくなる、

そういうことを私は、恐れていた。

 場の状況を読み、手牌を組むことが麻雀ならば、

国士無双はほぼ一打目から、その仕事を放棄することになる。

誤解を恐れずに言うならば、自分勝手な1本道だ。

けれど、場の状況が許して、

さらに手牌がどうしようもなく横にのびている

シュンツ場においては、国士無双となる日もある。

国士狙いになるケースは、

場の状況が許してくれている時だけだ。

 DSC_0663.jpg

 場の状況は、平たい。

東2局。ポンチー自在の西家であるならば、

ドラのケアをしながら、どのように仕掛けていくか、それを考えたい。 

六九①⑤⑧133東南南西北

配牌の状態で考える。

尖牌が2枚。しかもご丁寧にトイツになっている。

ピンフやタンヤオはちょっと難しいかもしれない。

風牌が重なれば、遠くに四喜役もみえる。

ドラが北だから、それは難しいかも知れない。

2ソウや⑦あたりをひけば、ピンフもギリある。 

役牌ではない南がトイツということは、それを雀頭にして

ピンフにしなさい、ということかもしれない。

いずれにしても、ツモってみましょー!

で、ツモ⓽.あ、そう来ましたか・・・ 

ツモってきた牌に全てを委ねよう。 

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何を切っても正解じゃよ。

「麻雀は何を切っても正解なんじゃよ。他人に迷惑をかけなければね。」

他人に迷惑かけない打牌とかイミフです!

誰かに得なことは、誰かに損なのではないのですか?

「損とか得とか、そんなものはまやかしじゃよ。

答えはあなたの心の中にあるんじゃよ?ほんとじゃよ?」

よくわかんないや。

要らない牌切ろうっと。 

 DSC_0663.jpg

東2局、場の状況は平たい。

西家で、ドラは北。

第1ツモが⑨

ここから、何を切りますか?

地和以外の全ての役の可能性が残るこの14枚。

自由に打てる西家だけに、迷いまいまいです。

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有名なあの役

 母親は、洋装店を経営していた。

その階下には、 叔母の経営する喫茶店。

昭和50年はじめ 

当時は、喫茶店は大切な場所だったのだと思う。

待ち合わせの場所。

デートの場所。

打ち合わせの場所。 

1杯300円のコーヒーの上品な香り。

たくさんのサラリーマンが足を運ぶ。

大人たちは、とにかく私をかわいがってくれて

時折、大人の雰囲気なそのカウンターのすみに座り 

アイスミルクをご馳走になる日もあった。

大人に混じって、分かりもしないくせに

大人の会話を聞きかじる。 

夕方6時過ぎ。 

新聞記者が2人、店のカウベルを鳴らす。

どうやら、麻雀を打つために、

この喫茶店で待ち合わせをしているようだ。

会話が耳に入ってくる。

「おう、昨日の国士にはまいったのう。」

「親の国士やけ、ぶっとんだわ。おかげで、

今月、給料日まで金欠やわ。 」

「国士は、恐ろしいわ。まさに国士無双やな。

麻雀で一番すごい役なだけはあるわい・・」

詳細はよく覚えきれていないけれど、そんな会話。

きょとん、と聞き入っている私に気が付いた記者風の男が、

「おう、ぼうず、国士無双、っちゅーのはな、麻雀で最強の役じゃ。

誰の力も借りず、自分の力だけで頑張る漢の役じゃ。

やられたほうも魂に響く、一番かっこいい役じゃ。

まあ、財布にも響くがのう・・」 

そう言って笑いながら、私の頭をぐりぐり撫でた。

麻雀に興味もないし、 なんのことなのかよく理解できていなかったけれど

国士無双っていう言葉だけは、その時に覚えた。 

それから、10年経って、麻雀を覚えて

国士無双は私の最初の憧れになった。

なんとか、和了してみたい、そう思うばかりの時代もあった。

生まれて初めて和了した役満は、国士無双だ。

ひっくり返るくらい嬉しくて、

みんなにハナシたくて、

当時、写メールとかラインとかあったなら

きっと世界中に発信していただろう、と思う。

あれから20数年が経ち・・・ 

哀しいかな、麻雀を長く打っているうちに

私にとって、あの憧れの国士無双は

なんとも寂寥感の漂う一番苦手な役になってしまった。 

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面前の強み

ピンフよりタンヤオが強い。

タンヤオは、食い仕掛けが効くからだ。

振り込まない準備さえ整えば、どんなにシャンテン数が

遠くても仕掛けるべきだ、 と私は思う。

ただ、麻雀は基本13枚で組むものだから、

面前のほうが効率がよい場合というものもある。

面前が強い、面前の手組。 

観戦していた時のこと。 

東ラス北家ドラ①4巡目

30000点持ち、30000以上プラス加点

一発裏なし、競技ルール。 

点棒は34400点。

五七九②③⑤⑦⑦⑧⑨5688 

ここから、何を切るか?

まず、東場である、ということと北家である、ということから

振り込みのリスクのある仕掛けは望ましくない。 

また、特定の牌を必要とする食い仕掛けも望ましくない。

この2つの理由から、4巡目という浅さもあり、

振り込みのリスクの高い タンヤオ、と

 特定の牌が必要な三色の食い仕掛けは、まだ考えられない。

なので、振り込みのリスクの少ない13枚の面前の手組を

軸として、それにタンヤオと三色を複合させてゆくべきだ。 

ピンズの形

②③⑤⑦⑦⑧⑨

ダイレクトに567の三色の⑥を引く可能性があるし、

ドラの①を引いた場合のイッツー目も残したい。

なので、ピンズは触りたくないなあ。

⑦を一枚外しての567三色と、ピンズのイッツーをみる、

という選択肢もあるのだけれど。

⑦かな?⑦を切れば、

②③⑤⑦⑧⑨に④を引いての

②③④⑤⑦⑧⑨のイッツー変化。

⑥を引いての

②③⑤⑥⑦⑧⑨

⑨を外しの三色、タンヤオ、

おまけで運よくフリテン回避ができたときのイッツー

④と①が先に埋まった場合。 

ソーズ5688これは残して置くからやはり⑦切りなのかな。

こういう

五七九②③⑤⑦⑦⑧⑨5688

形から、⑦を打てて最大限の効果が望めることも

13枚の牌種を問わない手組の魅力だ、と思う。

 

マンズ、五七九 から九を外すことも悪くない気がする。

五は両面に変化しやすい牌だし。 

 実戦では、この打ち手の方は九を外して、

六を引き、7を引いて、ダマで①をおツモあそばせました。

五六七②③⑦⑧⑨56788 ツモ① 

DSC_0565.jpg

 

 

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上京物語

 合格が決まって上京を考えたときに、

最初に思ったことは、「ホンモノの麻雀が打てる」これ。

東京、とは、ずばり、「近代麻雀」 です。

わたしは、麻雀を覚えたときから、「近代麻雀」は

ずーっと、読んでいる。

別冊もオリジナルも、当然ゴールド、も。

その近代麻雀 で扱われているルールこそが

東京の麻雀、すなわち憧れの東京なのだ、と。 

自分たちが九州でやっているルールは、完全先付。

赤ドラは、3.

赤サンピン、赤サンワン、赤サンゾウ 

積み棒は1500点で、南場は親のノーテン流れなし。

33300点以上のトップ者がいなければ、南4局はオーラスとならず

西場に突入する。

ツモピンは、もちろんない。

この九州では当たり前のルールが、関東では全く違う。 

だから、東京に行って東京のルールの麻雀で打つこと、

それが、わたしの関東進出の大きな動機である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

東京の大学は全滅だったので、神奈川の大学に行くことになった。

上京?のその日まで、仲間とひたすら麻雀を打つ。

いつものルール。その前日。 

おれは、明日になれば、 東京のホントウの麻雀が

腹いっぱい打てる。 

「喰いタンとか、あったら、そんなん麻雀にならんわい。」

「積み棒300点とか、なんかそれ意味あるんとかいな?」

「ツモピンありとか、なんでもハネルやないか?」

「赤が5とか、おまえ、チャンタどげんすっとや?」

関東に向かう私に、仲間たちは続ける。

「鳴きすぎて、殺されるなや?」

「戻ってきても、喰いタンありとかで、俺らは打たんぞ?」 

空が白む頃、仲間と別れて新幹線に乗る。

腹いっぱい麻雀が打てる。

腹いっぱいパチスロも打てる。

このお気に入りの漫画の作者も東京にいる。 

大学についたら、五木寛之のように

構内に泊まってみようか? 

できないことは何もない。

東京にゆけば、全て手に入る気がしていた。

大学は、上京するための手段だ。 

入学祝いなどで、手持ちは20万円くらいあった。

その20万円をくるくるに丸めて輪ゴムで止め上着の内ポケットへ。

フリー雀荘の経験もないくせに、「近代麻雀で 勉強した」

無頼なオカネの扱い方に酔いしれる。 

「お前たちに最高の土産話を持って帰ってやるばい! 」

そう心の中で叫んで、故郷と故郷の友人から、旅立つ。 

鳴いてタンヤオとか、やったことないけど、

だいじょうぶやろうか?

いや、小島武夫も、九州から、のぼっちょる。

ワクワクする気持ちを乗せて、新幹線は関東へ向かう。

大きな袋に詰めた、近代麻雀の過去記事を

何度も何度も読み返しながら、

あたまの中で麻雀を打つ。

どんな出会いが待っているのだろうか?

どんな和了が待っているのだろうか? 

若さは無敵である。

::::::::::::::::: 

だが、つかぴょん青年は、大切なことを忘れていた。

それは、

「麻雀は4人で打つものだ」という、こと。

この当たり前のことを忘れていたのだ。

入学式の日に、荷物を受け取る。

式のあと、部屋に帰り、 

段ボールの中から、

麻雀牌とマットを出す。

こたつとしても使用可能なテーブルにマットを引き

いつでも麻雀が打てる環境を整える。 

冷蔵庫には1リットルのコーラ。

氷を作って準備万端。

本棚には、哭きの竜を並べて

コンポからは、小田和正の

「ラブ・ストーリーは突然に」を流す。

だが、肝心なものが足りない。

そうなのだ。

九州からひとりでやってきたつかぴょん青年には

いっしょに麻雀を打ってくれる友達がいないのだ。 

段ボールから牌を出して、4人分牌山を積んで

一人4役で麻雀を打ってみたけれど、すぐに飽きた。

退屈でいたたまれなかったし、

麻雀を打たないで我慢する、なんてこと

とてもできそうになかった。 

夕方、このまま夜を越える力はない、と判断。 

雀荘探しの旅に出ることにした。

学生街なのだから、雀荘はたくさんあるはずだ。

オカネは、20万円ある。

しかも、上着のポケットに入っている。

「駅のほうにいってみようか?」

近代麻雀に広告の出ているフリー雀荘。

いよいよ切羽つまったときには、それもアリだろう。

だけど、つかぴょん青年は、もっとムシのいいことを考えていた。

どこぞの雀荘に飛び込み、そこで打っている

セットの卓に仲間に入れてもらう、という作戦。

この作戦であれば、麻雀も打てて、同時に友達もゲットできて一石二鳥。 

きっと、このあたりの雀荘なら、同じ大学の先輩たちばかりだろうから、

「昨日、入学しました。

麻雀打ちたいです。

好きな役は、ダブル西です。」

って、挨拶をかませば、きっと、仲間に入れてもらえるはずだ。

私が逆の立場なら、大歓迎だ。 

手土産になるようなものは何もないから、

スーパーでお菓子とジュースを買った。

麻雀を打つときに、おやつは必須だからね。

駅にむかう途中、きらきらとネオンが誘う。

見覚えのある、不思議と心が落ち着く電飾。

気が付くと私は、そのネオンに導かれて

お菓子とジュースの入った袋を持ったまま、 

大きな店内に吸い込まれていた。

賑やかな店内に、活気のあるミュージック。

こころ踊る。

地元では、一度も打つことのできなかった

パチスロアラジン。

気が付くと、そのパチスロ台の前にいた。 

夕方入店をして、気が付くと時間は流れ、夜の23時。

もう、雀荘を探す時間ではない。

リールの左窓にサクランボが停止することを夢見て

オカネを放り込み続けた。 

リールがくるくる回って、コインが出てくる

思えばそれだけの回胴スロットルに、大枚を飲み込ませて

自分はいったい何をやっているのだろう? 

ボロボロになってしまった。

まだ見ぬ仲間たちに届ける予定だった

「お菓子とジュースの袋」を持って、よたよた、と帰路につく。

まっすぐ歩くことができない。

星空が果てしなく遠い。

「ああ、麻雀、打ちたかったなあ・・・」

世界はワナで満ち溢れている。

大人の世界は厳しいばいね~

麻雀が打ちたいばい・・ 

目的の完遂の為には、鉄の意志が必要だ。 

明日の学校はガイダンス。

まだ見ぬ同期の仲間との出会いが待っているはずだ。 

明日は、麻雀打てる友達を見つけないと・・ 

だいじょうぶだ。

みんなだって、きっと、現在の自分と同じように

麻雀が打ちたくて、麻雀が打てる相手を探しているはずだ。

標準語の練習をする。

「ねえ、君、麻雀打たない?」

「ねえ、君、麻雀打てない?」

「ねえ、君、麻雀ってどう思う?」

何度も練習をする。 

明日になれば・・

そう願いながら、近代麻雀を読みふけりながら

朝を待つ。

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チャンタは都市伝説

 ドラは、持っているだけで一役となる

おいしい牌である。

正確には、役ではない。

ドラのみでは、和了できないですからね。

けれど、ドラはおろそかにできない。

理由は、他家もきっと大事にしているから。

他人が大切にしているものは、

やはり同じくらいの温度で大事にしたいものだ。

そして、それは、赤ドラも同じだと思う。

赤ドラの存在を無視した手組は、なんとゆうか横暴だ。

そう思うものだから、赤アリの麻雀と

赤なしの麻雀では、打牌が根本的に違う。

赤ありであれば、常に赤の受けを考える。

チャンタを見て、ということで 

六七九、なんてところから、六を 切ったりなどまずない。

赤五ワンを引いたときのリスクが「ぱねえ」からだ。

トイトイやチャンタで重ねようとしている一役が、

ドラで補われてしまうことも多い。 

赤アリのルールで意識をするのは、イッツーだ。

赤5の所在がわからないときには、

下の色とセットの上の色を手牌に残すようにする。

マンズが一二三、とあれば、 九とか八を手の内に持っておいて

赤五を引いたなら、チャンタからイッツーへ牌を繋げる。

五七九なんていうトビターツも、九を切るし、

一三五では、一を切る。

チートイのシャンテンでも、5の数の牌は色を問わず

重ねようと思うし、重なれば打ててる気分にもなる。

天鳳を始めたときに、みんなが赤牌大事にするなら、

その裏をかいてチャンタをねらえば、昇段楽ショーじゃねえ?

とか思ったりもしたんだけど、甘すぎですわ。

まず、カウンターが強烈だし、

スピードでも間に合わない。

チャンタでの和了を数えているのですが、

半荘218回で、わずか8回。

赤ありだと、チャンタは都市伝説。 

そういえば、フリー言ってた頃も、

チャンタってなんかあんまり見なかった気がする・・。 

赤祝儀のあるフリーでチャンタなんて

和了したことはほとんどないなあ。 

まあ、結局のところ、 

ドラも手役も見落とさないように、

その結果どういう役を狙うのか、というハナシなのだろうけれど。 

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好牌先打と牌の効率(訂正と謝罪)

 コメント欄でご指摘をいただきました。

教えていただきありがとうございます。 

思いついた形を精査せずに掲載をしてしまい

申し訳ありませんでした。

すいません、本文訂正です。

三三四六七八⑥⑦233667

八ワンがいる地点で、四ワン切りにメリットはないです。 

三三四六七八⑥⑦233667

2ソウ切りだと、二三五⑤⑧3568の30枚

6ソウ切りで、二三五⑤⑧13458の36枚。

6ソウ切りのほうが、枚数が多く、三色軸も残りますから、

6ソウ切りがマジョリティでしょうか? 

ただ私は、この13枚だと、2ソウに手をかけそうですね。

タンヤオ>三色で組んでしまいそうです。

食い仕掛けのメリットをどうしても考えてしまうので

タンヤオ>面前リーチ

となってしまうのは、実は修正するべき私の悪癖ですね。 

タンヤオを否定する1ソウの受けを拒否するのかと。

ただ、ここから3ソウを切る人は少ないと思いますので

ちょっと説得力がないですね。

好牌先打。

自分が同じ形になることがないので、

ちょっとよい形が思い浮かばなくて申し訳ありません。

けれど、観戦をしているとよく見かけるのです。

よく見かける打牌を例に取るなら、・・そうですね。 

例えば、二三三七八③④⑤⑤778東発 

東場で、南家でドラが発だったりした場合に

(東も発も切りにくい状況) 

マンズやソーズがどのような有様なのかわからない

序盤から、三ワンや7ソウを切って両面ターツを固定する

ことは非常にリスキーではないだろうか?

ということを伝えたかったのですが。

なんだか、ぐだぐだですみません。 

で、以下、望んでいないのに

ふわふわした感じで、結果好牌先打となってしまったオハナシです。 

私の親番2巡目に以下の形。 

一二六②③③23355789 

ドラは⑦

場の状況が解らない中、六ワンは切れない。

ソーズの連続形も強い。 

 奇しくも、二巡目に③に手をかけることなる私。

一二に手をかけることができない理由は、

将来的に三色だけではなく、チャンタもみえるから。

というか、2巡目ではまだ、何も決断できない、ということが本音ですわ。

一二六②③23355789 

4ソウを引く

一二六②③233455789

1ソウ引きなら3ソウを切るけれど、4ソウだとそうはいかない。

ピンフ>三色なので。

一や二に手をかけるべきなのだけれど

四や1ソウ引きがちょっと頭をかすめてしまい

打六。

一二②③233455789

そうしたら、次に1ソウを引いてきました。 

一二②③1233455789 

・・・・・・・

1ソウ引いたのだから3ソウを切って

イッツーも含んで組めばいいんじゃね?

と思ったけれど、このソーズの量がすこし魅力的だった。んです。

ソーズばっか持ってくるんだもの。

ソーズの流れってやつでしょ?(そんなオカルトありえません)

で、一をはずしました。

そうしたなら、8ソウを持ってきたの。

場には7ソウが2枚切れていたから、ほとんど使えねえまさかね、な牌。

 ②③12334557889

なんかすげえワクワクしてきた。

ソーズが11枚。でも、まさかね。

そうしたなら、次巡、ツモ2ソウ。

②③122334557889

8を切れば、リーチぴんふおあ。

しかも、2巡目③切り。

ここまでのソーズの動きがすこぶるよい。

けれど、だからといって、この中盤に両面のそんなに悪くない②③での

リーチが打てるテンパイを放棄してしまって、どうなのかしら。

ソーズに一気寄せって・・

それにね、②122334557889 

6ソウを引いても場に哀しい7ソウ待ち 

9ソウを引いてもそうでしょ?1とか、2とかツモってくれば

ハナシは別だけれど・・

気が付いたなら8ソウ切りでリーチを打っていた。

そうしたならご丁寧に 

次巡ツモ1ソウ、4ソウ、6ソウ、7ソウ,北

とずっーとソーズをツモラサレテ、眩暈を覚えたあと

①をツモリ、13000オール。 

こういうのって、結果論なんだけれど、

麻雀あるあるだと思うんですよね。 

まあ、和了できただけ、よかった、と思わなければイケナイのですが、

問題は、打牌の理由がブレブレだ、ということですね。 

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